バッテリー最大容量とは
充電式バッテリーはすべて、化学的に劣化するにつれて蓄えられる電力が減っていきます。「最大容量」は、いまのバッテリーが新品時と比べてどれだけ蓄えられるかを示す値です。90%なら、同じ使い方でフル充電1回で使える時間は、使い始めた日のおよそ9割になります。
化学的な劣化は、時間の経過だけで決まるわけではありません。充電サイクルの回数や、バッテリーの扱われ方、とりわけ熱によって進み方が変わります。新品のiPhoneでも、製造からアクティベーションまでの期間によっては、100%をわずかに下回ることがあります。
iPhoneのバッテリー最大容量を確認する方法
- 「設定」を開き、「バッテリー」をタップします。
- iPhone 15以降では「バッテリーの状態」、iPhone 14以前では「バッテリーの状態と充電」をタップします。
- 「最大容量」を確認します。iPhone 15以降では、同じ画面に充放電回数、製造日、使用開始日も表示されます。
バッテリー最大容量80%は大丈夫?
80%は、Appleが設計の基準にしている数値です。iPhone 14以前のバッテリーは、理想的な条件下でフル充電サイクルを500回繰り返したあとも本来の容量の80%を、iPhone 15以降のバッテリーは1,000回のあとも80%を維持するよう設計されています。毎日充電して数年たったiPhoneが80%になっているのは、想定どおりの劣化です。
充電サイクルは、バッテリー容量の100%分を使い切ると1回と数えます。数日に分かれていてもかまいません。ある日に75%、次の日に25%使えば合わせて1回です。日中に継ぎ足し充電をしても、そのたびに1回分が消費されるわけではありません。
ピークパフォーマンス性能
「バッテリーの状態」画面には「ピークパフォーマンス性能」のセクションもあります。瞬間的に大きな電力を供給するバッテリーの能力です。問題がなければ「お使いのバッテリーは、現在、標準のピークパフォーマンスに対応しています。」と表示されます。
劣化したバッテリーが必要な電力を供給できず、iPhoneが突然シャットダウンした場合、再発を防ぐためにiOSがパフォーマンス管理を適用し、このセクションにそのことが表示されます。Appの起動に時間がかかったり、フレームレートが下がったりすることがあります。ここで無効にできますが、突然のシャットダウンがもう一度起きると、再び有効になります。
Appleがバッテリー交換を勧めるとき
「バッテリーの状態」の横に「サービス」と表示される場合、Appleは最大限のパフォーマンスと容量を取り戻すためにバッテリーの交換を勧めています。「バッテリーの状態」画面には「お使いのバッテリーは著しく劣化しています。」と表示されます。Appleによると、これは安全性の問題ではなく、そのまま使い続けられますが、バッテリー駆動時間とパフォーマンスへの影響がより目立つようになります。
バッテリーの修理は、AppleまたはApple正規サービスプロバイダで行う必要があるとAppleは案内しています。正規のApple製バッテリーであることを確認できないと画面に表示される場合、表示されているバッテリーの状態の情報は正確でない可能性があります。
バッテリーの劣化を遅らせる方法
- iPhoneを熱から守ります。Appleは、高温の場所(直射日光の当たる場所を含む)で長時間充電したり放置したりしないよう勧めています。
- 「バッテリー充電の最適化」をオンのままにするか、iPhone 15以降なら「充電上限」を設定して、満充電のまま過ごす時間を減らします。
- iPhoneを長期間保管するときは、50%前後まで充電した状態にしておきます。
